誰にでも今さら聞きにくいんだけど…
でもやっぱり聞いてみたいことってありますよね‥(๑˃̵ᴗ˂̵)
で‥始まるこのシリーズですが、2回目となる今回は「みんな大丈夫って言うけど‥ホントに奈良市には大きな地震は来ないの?」っていう話をしてみたいと思います。
ここ奈良市に住んでいるとよく聞くんですよ。
「奈良におっきな地震は来ないでしょ?」
わかるよわかる‥( ˘ω˘ )
だって言わずと知れた古都ですもん!
歴史的な建造物が存在しているから大丈夫だって思えちゃうよね。
「奈良は大仏様に守られてるから地震は来ない」
こんな迷信のような言葉でも、本当にそうだと思えてしまう。
でもね、よく考えてみて‥
今年の春にはこのような発表がありました!
「今後30年以内に震度6弱以上の激しい揺れに襲われる確率は、奈良市では61%と近畿地方の予測地点で最も高い確率です」
近畿でトップの高確率です!
ぜんぜん嬉しくないですねぇ‥
でもどうして奈良の確率が高いのかというと‥
プレート境界型地震といわれる南海トラフ巨大地震の場合、だいたい100~150年周期で規則的に発生してきたのですが、1854年に発生してから既に150年以上(今年で163年目)経過しており、今すぐにでも発生してもおかしくない状態で、南海地震の発生確率でいえば今後30年以内に約60%、50年以内には90%とされているからです。
おぉ…Σ(゚д゚lll)
そしてそれに輪を掛けて、奈良には奈良盆地東縁断層帯というものがあるんです。
この直下型といわれる活断層型の奈良盆地東縁断層帯の場合、今後30年以内の発生確率は0%~5%と考えられていますが、もし発生したら奈良市内では震度7~5強が想定されています。
それって揺れたら大きいみたいだけど‥
でも確率がたったの0%~5%なら大丈夫じゃない?
と‥いっけん楽観視しそうですが、昨年に起きた熊本地震の原因と考えられる断層帯の発生確率は0~6%でした…
同じくらいですね‥(^_^;)
おまけに神功三丁目のすぐお隣には南北方向に活断層が1本どころではなく、何本も確認されています。
そのような理由などから結論を導き出すと‥
残念ながら、奈良市に大きな地震が来ないとは全く言えません! (>_<)
つい先日、6月20日には大分県で震度5強、6月25日には長野県で震度5強の地震が発生しています。
また、それよりも小さな揺れの地震は毎日のように各地で発生しています。
小さく分散していればまだ良いのですが、大きくドン!と来た場合、被害を最小限にとどめられるように、平常時からの備えを心がけてください!