近くの中学校を会場として、医師や看護師、消防士や救命救急士など、医療と防災のスペシャリストが集まった防災フェスが開催され…
私たち自主防災会の衛生救護部メンバーたちが潜入し、体験をしてきました。
見てくださいこのリアルな…
この部分を怪我した人がいると想定して、どうやって止血をしたらよいのか…
応急処置を学んだりと盛り沢山の内容でした。
会場の中にはこんなクイズも。
このクイズの答えは…(・_・?)
二番目の、そのままにして救助隊の到着を待つ、が正解です。(^O^)
これは、クラッシュシンドローム(挫滅症候群)の危険性が高いからです。
四肢の圧迫を長時間受けた人は、血流を再開させる前に止血帯で圧迫するなどの適切な処置をしておかないと死亡するリスクがとても高いのです。
阪神淡路大震災では372例発生し、50例死亡しています。
でも、実際にそんな場面に遭遇して、目の前に挟まれて苦しんでいる人がいるのに…そのままにして待てる?(>_<)
そしてこの「長時間」って表現だけど、いったい何時間を目安にしたらよいの?
それは、2時間です。
挟まれてから2時間以内に見つけたなら、すぐに救出したほうが助かる可能性が高いです。
2時間以上経過していたら、救助隊を待ちましょう。
ただし、肺が圧迫されていて呼吸自体ができない状態や、近くで火災が起きていて、その場に残しておく方が危険だと判断した場合はすぐに救助すべきです。
そして、冬場で寒かったら毛布で保温して、負傷者が心細くならないように…助かるという希望を持てるような声がけをしましょう。
これは段ボールトイレの展示ですが、近隣地区の自主防災隊さんが見せてくれました。
簡易トイレには様々なタイプがありますが、足腰の筋力が弱くなった高齢者にとっては座面の高さが高い方がよいそうです。
低いと、座ったはよいけど立ち上がれなくなるそうです。(逆に足の短い私は座面が低い方が座りやすかったです。)
自宅用に購入する際の参考にしてください。
これは100食分のアルファ米です。
非常用保存食の試食体験です。
水でも作れますが、今回はお湯を入れて蒸らして…おにぎりにしてくれました。
この防災フェスのよいとこは、防災だけに特化したものではなく、茶道・点字・理科実験・サッカーなどの学びも出来るとこ…ヽ(^o^)
特にこの日本三大美林のひとつといわれている吉野杉の丸太切り体験!
自主防災会メンバーも潜入どころかスタッフとしてお手伝いしました。
子どもたちは「楽しかった!」と大満足でしたよ。