つづいて、救護訓練です。
今年度は自主防災会の衛生救護部が中心となり、三・四丁目自治会の方々と一緒に知恵を出し合い、一般の方々や子どもたちにも分かり易い講義を目指して、災害時にも大切な止血法について学びました。
まずはじめに、救護訓練の責任者の方が血液量について詳しく説明をしてくれました。
平均的な大人の男性(体重60キロ)の全身の血液量は、2リットルのペットボトル2本半分です。
その男性の血液がどの位出血したら生命に関わってくるかというと、約1.5リットルです。
大人の女性の場合は男性より少なくて、体重50キロの女性の場合の全身の血液量は、ペットボトル2本分。
そのうち、約1.2リットル分が出血してしまうと死に至ってしまいます。
体重25キロの子どもの場合は、さらに少なくて、全身の血液はおよそペットボトル1本分です。
そのうち約600ミリリットル出血してしまうと死に至ってしまいます。
びっくりしませんか?
おおよそとはいえ、
たったの600ミリリットルですよ?
衝撃的でした。∑(゚Д゚)
そして、その血液はポンプとなる心臓からドクドクと何回も送られて全身をかけめぐるのですが、もしもどこかから出血していると、血液内の酸素も減るために、体は酸素を取り込もうとさらに多くの回数をドクドクドクドクさせるため、脈も早くなります。
その間も、出血し続けていたとしたら?
やばいですね。
一刻も早く止血しないといけません。
そこで、心臓に見立てて作ったポンプで、出血状態を再現して見せてくれました。
じゃーん!なんと手作りです!(^O^)
ここに穴が空いていて、ピューピュー出血していきます。
周りに飛び散っていました。
それを早く止血しなければなりません。
血液は素手で触ってはいけません。
ビニール手袋がなければ、普通のビニール袋でかまわないので必ず防御します。
その後、参加者に止血の体験をしてもらいました。
出血している場所をタオルやオムツなのど吸収性があるもので、強く押さえますが、すぐに手を離してしまうと止血できません。
強く押さえ続けないといけないんです。
こうやって出血を止めることができたら、出血で亡くなることを防ぐことが出来ます。
この後、数名のグループに分かれて、止血の体験をしました。
参加した子どもたちも救護スタッフの指導を受け、真剣な表情で訓練をしていました。(^^)