防災コラムVOL.14(避難所開設8)

神功地域で初の試みとなる、地域全体を対象とした「オール神功」での避難所開設訓練に参加しました。(^_^)

この訓練は「災害の発生は突然である」ということを踏まえて、事前の準備をほとんどしない、ぶっつけ本番の訓練として実施されました。(^^;)

それでは、主催された神功地区自主防災防犯協議会より許可をいただき、訓練の様子をご紹介します。(^O^)/

午前10時に大規模災害が発生し、11時には避難所となる神功小学校にみんなが集合して来たという想定で訓練は始まりました。

11時にはぞくぞくと人が集まり、自主防災防犯協議会の会長さんより避難所開設訓練の目的が説明されました。

避難所となる小学校の施設を使わせてもらうために小学校の鍵を開けてもらわないといけないのですが、地域で鍵を保管していただいているお二人のうち、一人の方が急きょ体調不良で来られず、もう一人の方に開けてもらいました。鍵を複数で管理する大切さが実感できました。

次に自主防災防犯協議会の支部長から、避難所となる各施設が使えるかどうかの点検をした結果、安全が確保されたので、避難所を開設できますと伝えられました。

そして11時15分頃から、集まったみんなが協力して避難所を開設するための作業がスタートされました。

ぐるっと見て回ると、次のような作業がされていました。

⚫︎救護テントの設置

大きなテントを立てて、机が配置されました。太いパイプを組むので、組み立てるには人数と体力が必要です。

⚫︎避難者の受付

集まった避難者に避難者カードへの記入をしてもらいました。一気に人が集まるのでごった返していました。

⚫︎設置場所等の案内を掲示

どこに何を設置するかの案内がされました。大きくて見やすかったです。

⚫︎体育館の床の割り振り

一人当たりの床スペースの区割り作業がされました。この作業にはかなりの人数が必要でした。新聞紙を使って作ったスリッパ等の展示もされていました。

⚫︎トイレの組み立てと設置

各自治会が持っている簡易トイレを持ち寄り、設置されました。実際の使用には、し尿処理や衛生管理等の問題も考えなければいけません。

⚫︎自家発電による照明

奈良市危機管理課さんの協力で発電機が動かされ、体育館内に灯りをつけました。持ち寄った発電機を動かそうとしたら動かないハプニングもあり、保管するだけでなく、防災訓練等で動かしてみないといけないという声も聞きました。

⚫︎駐車場やテント泊用スペースの区割り

緊急車両や物品搬入車の駐車スペースは体育館横に設けられ、避難者の駐車場スペーステント設営スペースは運動場に作られました。大きなワゴン車を停めても十分な広さと、通行のスペースが確保できるようにロープで区割りされました。

⚫︎非常食の炊き出し

枯れ枝などの薪を運び、かまどにくべて火をおこしていました。今回は訓練なので学校の水道水を使ってお湯を沸かしていました。非常食の試食は、カップのラーメンとカップうどんで、アレルギー対応食としておにぎりが用意されました。

⚫︎ペットスペースの確保

屋根付きのペットスペースが確保され、詳しい説明書きが掲示されていました。

⚫︎洗濯物干し場の確保

学校に置かれてあったものを利用して、ロープを張り洗濯物干しが作られていました。

その他には、ゴミ捨て場や注意看板等、それぞれが工夫をして手作りされていました。(^O^)

今回は、わざとぶっつけ本番で、事前準備をほとんどせずに訓練を行ったので、一部では混乱もあったようですが、防災訓練など日頃から色んな訓練に参加されたりと経験のある方々はやり方をわかっているけれど、全く初めての人はどうしていいかわからない場面もあったようです。

でも…地域の方々が仲良く笑顔で訓練をされていたのがとても印象的で、すごく優しい気持ちになれました。(^_^)

最後にはアンケートの記入をしていただいて、参加者の声を集めていました。

訓練終了後に自主防災防犯協議会の会長にお聞きしたところ…

今回の訓練では「オール神功」ですること、動ける人には皆動いてもらうこと等を目標としました。
現実に、自治連合会に加入していない2つの自治会を含め、社会福祉協議会、民生児童委員会、5つの高齢者団体の協力を得ることができ、沢山の方たちにご参加いただきました。
11時に作業をスタートし13時過ぎには撤収まですべての作業が終わりました。
この地区の皆さんが、日頃から自治会行事、防災活動、グリーンサポート、学校支援などのボランティア活動を通して共同作業に慣れておられることから、ぶっつけ本番の訓練がスムーズに実施できたのだろうと思っています。
皆さんに感謝です!

とのお話でした。(^_^)

以上が今回の避難所開設訓練の様子です…
今後、自主防災防犯協議会より今回のアンケート結果をいただけましたら、またご報告をさせていただきたいと思います。(^O^)/

防犯パトロールを行いました!

11月19日(日)に防犯パトロールを行いました。

9時15分にトンネル公園に集合し、30分程度、町内と池公園を5ルートに分けてパトロールしました。

今回は、自治会役員の方も含めて17名の参加が有りました。

【パトロールの結果報告】

●町内のカーブミラーが、鳥のフンで汚れている物が1枚、クモの巣がついている物が4枚ありました。
→パトロール終了後、掃除をしておきました。

●池公園の下の池のならやま大通り側にある、複数の木製ベンチが朽ちていました。また、池公園の下の池フェンス内外に、倒木や枯れ枝が多数散乱しており、池の中には倒木が2本ありました。
→パトロール終了後、自治会長と一緒に確認をし、奈良市公園緑地課へ連絡していただくようにお願いしました。

●ならやま大通りの歩道および車道に、ゴミが多数ありました。
→パトロール中に収集して処分しました。

●以前に、防犯パトロールの結果をうけ、奈良市に要望していた、平城西中学校グランド南側の、三丁目への進入口手前にある「飛び出し注意の看板」が改修されていました。

※次回の防犯パトロールは、12月17日(日)に行う予定です。
多数のご参加をお待ちしております。(^O^)/

執筆者:消火防犯担当(U)

防災コラムVOL.13(避難所開設7)

「避難所開設6」の続きです…

さて、それでは事前に決めておくマニュアルの中身とは一体どんなものなのでしょうか…
(・_・?)

ざっくりですが、次の様なことについて考えていく必要があります。

  • 避難所開設準備のための開錠
  • 避難者の受け入れ準備

・安全確認をして、使用場所を確保

  • レイアウト作業

・事前に想定してあるレイアウト図を参考に必要スペースを割り当て

  • 避難所の開錠と避難者受入開始

・受付で町内単位で避難者の人数を確認し、避難者名簿への記入を依頼し名簿を作成

  • 運営体制づくり

・運営委員会を設置
・運営会議を開催
・役割や係りを決めて班分けを行う

◆どんな班が必要か

(例)総務班・情報班・被災者管理班・施設管理班・食料物資班・救護班・衛生班・ボランティア班 など

◆どんなルールがあると良いか

・情報伝達方法
・トイレの利用と水分補給
・座位確保
・プライバシーと見守り
・ペットと衛生管理
・女性への配慮
・障がい者への配慮
・高齢者への配慮
・子どもへの配慮
・外国人への配慮
・避難所外避難者への対応
・観光客など帰宅困難者への対応

◆どんな管理をする必要があるか

・衛生管理
・食事管理
・健康管理
・避難所生活ルール(起床時間・清掃・選択・ごみ処理など)

  • 運営体制の見直し

長期化した場合の見直しや、施設の再開に向けて避難所の移動、撤収、閉鎖などなど…

このように書き出してみると、やはり混乱を最小にするためにもやはり事前のルール作りは大切になりそうですね~(>_<)

そういえば昨年、神功地区自治連合会の防災防犯協議会主催でHUG(ハグ)を行いました。

HUGは机上の避難所運営ゲームなのですが、どんなことが起こって、どんなことをしなければいけないのかを考えるきっかけにもなりました。(^_^)

そして今年は、11月26日に、机上ではなく実践型としての「避難所開設訓練」が神功小学校を会場として行われます。

主催の神功地区自主防災防犯協議会にお聞きしたところ、今回の訓練は敢えて事前の準備はほとんどせずに、ぶっつけ本番で行うとのことです。

え~~~!びっくりですねΣ(‘◉⌓◉’)

その理由をお聞きしたら…
「災害はいきなりやってくるから」だそうです。

そりゃそうですね!(^^;;

そして、訓練では次のことを目的にしているそうです。

「多くの人に避難所開設作業を体験してもらい、実際に災害が起こった場合に、みんなが助け合いながら臨機応変に柔軟な対応ができる能力を養うこと」

「多くの人に避難所とはどのようなところかを知ってもらうこと。また、自己防衛の必要性を再認識してもらうこと」

「避難所開設・運営マニュアル作成の情報を得ること」

避難所は、避難者同士が協力して運営するのが基本なので、今回の避難所開設訓練は単位自治会や自治連合会という枠組みではなく、この神功地区に住んでいるみんな=「オール神功」で取り組むとのことです。(^O^)

このような訓練は神功地域では初の試みですので、一人でも多くの方の参加を期待しているとのことでした!

もちろん、わたしたち神功三丁目自主防災会も、避難所開設訓練に参加をさせていただきます!(^_^)v

みなさんも是非、11月26日(日)の11時に神功小学校へ行ってみましょう!(^O^)/

会報『もしも』7号を発行しました!

会報『もしも』秋号が出来上がり、先日11月15日に自治会員の世帯へ全戸配布をしていただきました。

今回は、防災訓練でパネル展示させていただいた「災害情報の収集方法」について特集しました。

災害の規模によって優先順位は異なるものの

平常時の心に余裕がある時にこそチェックしておきましょう。

情報を収集して、伝達して共有できるように

掲示を考える情報統括部ではアナログな紙と油性ペンと布ガムテープ の備えも大事。

油性ペンって、書こうと思ったらインクがかすれてること多いし。(我が家だけ?)

裏面は自主防災会会長からのメッセージです。
文章から会長の人柄が垣間見れます。(^_^)

最後に、季節柄くれぐれもストーブ等、暖房器具の取り扱いには注意し火災に気をつけましょう!

「神功秋祭り」のご報告です(^_^)

先日の日曜日は秋晴れになり、「神功秋祭り」は昨年を越えたかのようなすごい人出でした。(^_^)

自主防災会が秋祭りへ出店をするのは今回が初めてだったので、準備にわたわたしてしまいましたが、お世話になっている「結の会」と「なら音」の間にはさんでもらい、私たち「神功三丁目自主防災会」も無事に出店することができました。

「あの ○○ が焼いたフランクフルト!」をメインメニューとして掲げ、うちのイケメン?三人衆がせっせと焼き、焼くのが追いつかないほどのお客さんに来てもらえました。(≧∇≦)

沢山のご来店ありがとうございました!

三丁目自治会のほうは、芝生の上でおもちゃ金魚すくいのお店を出していましたが、こちらも好調だったようです。

連合会長からのご挨拶で祭りが始まり、奈良市の仲川市長も駆けつけていただき、激励のお言葉をいただきました!

フランクフルトを焼いている側の舞台では、バサラ踊り(奈良市役所チームの八重櫻さんです)があり~の、阿波踊り(大仏連さんです)があり~ので、主催の連合会長を筆頭に神功のみんなが一緒に踊り、楽しかったですよ~。

そうそう、今回あらたに生活衛生担当の副会長にもご奮闘していただき、情報統括部で自主防災会のぼりを作成しました!(^_^)

事務局ではお釣りの準備や金券交換などの会計処理、その他買出しから後片付けまで走り回っていただいた会員のみなさん、ホントにおつかれさまでした!!