神功三・四丁目合同自主防災訓練(担架の作り方と搬送)

救助の時には、ケガ人をはじめ移動が困難な人のために担架が必要になります。

また、多くの人が同時に担架を利用し、数が足りなくなった時は、身の回りにあるのもで担架を作ることが出来ます。

今回は、毛布を使って簡易担架を作り、実際に搬送する方法を学びました。

まずは10人ずつのグループに分かれます。

●作り方の手順は以下の通りです。
①毛布を横向きにし、1/3のところへ長い棒を置いて折り返します。
②折り返した端に十分な余裕を取り、長い棒をもう1本置いて折り返します。
③最後に折り返した毛布を棒にかけ折り返せば完成です

出来上がった担架に実際に横たわってもらい、搬送する訓練も行いました。

今回は、仰向けに寝ている負傷者を想定して、担架に乗せるところも忠実に再現。

普通の状態でも担架に乗せるのは、思っていたより難しく苦労しました。

実際にケガや骨折、意識がないなど様々な状況を考えると、安全な方法で担架に乗せるは、かなり大変だろうなと思いました。

さて、いよいよ搬送です。

進行方向に進む人が、負傷者の足側に回り背を向けた状態で進みます。

負傷者の足側の人がリーダーとなり、負傷者の容態を確認しながら、進む方向などを指示します。

●搬送時の注意点は 4つ。
①担架を持ち上げるとき、皆で声を掛け合って息を合わせて持ち上げる
②進行方向に進む人がリーダーとなり、声かけをする
③斜面、階段などでは、負傷者の頭が高いほうになるように運ぶ
④降ろす時は、足のほうから降ろす

特に地震などの大規模災害だと、負傷者も多く、簡易担架が必要になります。

安全に搬送できると確認できた場合は、有効な手段ですので覚えておきたいですね。

今回は毛布で作りましたが、大きめの布や上着でも作ることが出来ますよ。

執筆者:情報統括部(Y.U)