今さらだけど…聞いてみたい VOL.3

誰にでも今さら聞きにくいんだけど…
でもやっぱり聞いてみたいことってありますよね‥(๑˃̵ᴗ˂̵)

で‥始まるこのシリーズですが、3回目となる今回は「巨大地震発生の可能性はホントに高まっているの?」っていう話をしてみたいと思います。

政府の地震調査委員会は「南海トラフ巨大地震」の今後30年以内の発生確率を「従来の70%程度」という表現から見直し、「70%から80%」と予測し、この巨大地震が起こる可能性が高まったと今年2月に発表しました。

そこでこの度、私たち自主防災会の会長にどういうことなの?と聞いてみました。

『平成29年12月19日火曜日、政府の地震調査研究推進本部は、中央構造線断層帯について、近畿地方から四国西部までの360㌔を貫くとされていた範囲を見直し、九州東部までの444㌔と認定しました。

全体が同時に活動すればM8級の地震となる恐れもあるとしました。

中央構造線断層帯は、全国の活断層のなかでも地震を起こす間隔が短いことで知られます。

その中央構造線断層帯は、大阪府・奈良県鏡付近、金剛山地・東縁から四国を東西に貫き、四国電力伊万里原発のある愛媛県西部までに渡るとされてきましたが今回、地震調査研究推進本部は最新の研究にもとづき、大分県の別府湾や湯布院地域の活断層も中央構造線断層帯の一部と判断できると新たに認定しました。

また、政府の地震調査研究推進本部は、北海道・十勝沖や根室沖、択捉(えとろふ)島沖にまたがる震源域の千島海溝沿いでM8.8以上の超巨大地震の発生が、切迫している可能性が高いと発表しています。

これにより、ますます地域のリスクを検証して、地震に備える必要があると考えます。

神功三丁目自主防災会会長(F)』

なるほど…(^_^)

自然災害はいつ起こるか分からないものの、次の地震に刻一刻と近づいて「ふだんより巨大地震発生の可能性が高まった」ということです。

警戒感を持ち、さまざまな事態を想定して、被害を最小限にとどめれるような備えをしていきたいものです。

今さらだけど…聞いてみたい VOL.2

誰にでも今さら聞きにくいんだけど…
でもやっぱり聞いてみたいことってありますよね‥(๑˃̵ᴗ˂̵)

で‥始まるこのシリーズですが、2回目となる今回は「みんな大丈夫って言うけど‥ホントに奈良市には大きな地震は来ないの?」っていう話をしてみたいと思います。

ここ奈良市に住んでいるとよく聞くんですよ。

「奈良におっきな地震は来ないでしょ?」

わかるよわかる‥( ˘ω˘ )
だって言わずと知れた古都ですもん!

歴史的な建造物が存在しているから大丈夫だって思えちゃうよね。

「奈良は大仏様に守られてるから地震は来ない」

こんな迷信のような言葉でも、本当にそうだと思えてしまう。

でもね、よく考えてみて‥

今年の春にはこのような発表がありました!

今後30年以内震度6弱以上の激しい揺れに襲われる確率は、奈良市では61%と近畿地方の予測地点で最も高い確率です」

近畿でトップの高確率です!

ぜんぜん嬉しくないですねぇ‥

でもどうして奈良の確率が高いのかというと‥

プレート境界型地震といわれる南海トラフ巨大地震の場合、だいたい100~150年周期で規則的に発生してきたのですが、1854年に発生してから既に150年以上(今年で163年目)経過しており、今すぐにでも発生してもおかしくない状態で、南海地震の発生確率でいえば今後30年以内に約60%、50年以内には90%とされているからです。

おぉ…Σ(゚д゚lll)

そしてそれに輪を掛けて、奈良には奈良盆地東縁断層帯というものがあるんです。

この直下型といわれる活断層型の奈良盆地東縁断層帯の場合、今後30年以内の発生確率は0%~5%と考えられていますが、もし発生したら奈良市内では震度7~5強が想定されています。

それって揺れたら大きいみたいだけど‥
でも確率がたったの0%~5%なら大丈夫じゃない?

と‥いっけん楽観視しそうですが、昨年に起きた熊本地震の原因と考えられる断層帯の発生確率は0~6%でした…

同じくらいですね‥(^_^;)

おまけに神功三丁目のすぐお隣には南北方向に活断層が1本どころではなく、何本も確認されています。

そのような理由などから結論を導き出すと‥

残念ながら、奈良市に大きな地震が来ないとは全く言えません! (>_<)

つい先日、6月20日には大分県で震度5強、6月25日には長野県で震度5強の地震が発生しています。

また、それよりも小さな揺れの地震は毎日のように各地で発生しています。

小さく分散していればまだ良いのですが、大きくドン!と来た場合、被害を最小限にとどめられるように、平常時からの備えを心がけてください!

今さらだけど…聞いてみたい VOL.1

誰にでも今さら聞きにくいんだけど…でもやっぱり聞いてみたいことってありますよね。
最初となる今回は「自主防災会や自治会の活動ってボランティアなの?」っていう話を、出来るだけわかり易く簡潔に解説してみたいと思います。(^_^)

ちなみに、神功三丁目自主防災会は、神功三丁目自治会の下部組織として平成26年度の自治会役員会にて素案をつくり何度も審議を重ね、同年度自治会総会に議案を提出し満場一致で発足しました。

自治会については毎年秋くらいから「自治会の役員(班長)がまわってくるんだけど、やらなきゃいけないの?やらなくてもいいの?」って声を耳にします。(※神功三丁目の場合は班長さんがもれなく役員になります)

少し難しく言えば、自治会役員(班長)の任務は義務なの?それとも任意協力の範囲内なの?ということですね。さらにそれがもし義務であるならば、それは法的強制力のある義務なの?それとも道義的範囲内の義務に留まるの?ってことですね。(いや、誰もそんな難しいことまで聞いてなかったですね…)

さらにこれってタダ働き(無報酬)だよね?

などなど‥気になりますね~ (^_^;)

そこでまず「自治会の活動はボランティアなのか?」について考えてみます。

私も含めて地域に住むほとんどの方(世帯)は、ご近所さんとの関係性やごみ処理など、日常生活をスムーズに送るために自治会に加入しているのではないでしょうか。そして何年かごとに持ち回りとなっている自治会役員(班長)を誰かが引き受けてくれています。

その役員(班長)になる経緯を考えると、
「順番だから仕方がないわ。」
(もう諦めの境地…)

「断るとご近所さんとの関係が悪くなるしねぇ。」
(無難にやっとくか…)

「お父さん定年退職してるんだからやりなさいよっ!」
(仕方ないなぁ…)

などなど、自主性とはかけ離れているのが現状ですよね、たいてい。いや、もちろん中には、やりたくてやっている人もいると思いますが、それはごくごく一部の方だと思います。

自主的に社会活動に参加して奉仕活動をする人やその奉仕活動そのものがボランティアなのです。

ということは、「自治会活動は、ボランティアではない」のです。自主的じゃないから‥
でも自治会役員さんがやることってボランティアでしょ?だって報酬もないし、と思っている方がいますが、それは明らかに間違いなのです。これね、ボランティアだと思っていた私は、もう…びっくり…( ゚Д゚)
その活動がボランティアなのか、そうでないのかという区別は、報酬が有るか無いかには関係がなく、この自主性によって決まるんですって。じゃぁ自主的ではない、ボランティアではない自治会活動とは一体何なのか‥

ほとんどの自治会は、その地域の自治体等から業務の委託をされています。(え?って感じですけど‥)具体的な例をあげると、毎月皆さんのお家に届く『県民だより』や『市民だより』などの配布業務が委託業務にあたります。

本当は自治体が行うべき業務を自治会が代わりに行って、その地域の世帯数に見合った交付金(報酬)が自治体から支給されているのです。(詳しくは下図を参照したり、総会資料を読んでみましょう!)
もちろん自治会の収入は交付金だけではありません。毎年、自治会加入の世帯から自治会費をいただいて様々な活動を実施しています。当然ながら役員(班長)も自治会費の支払いをしています。

自治会が実施している様々な活動に於いて、もしも自治会役員や自治会員が何らかの報酬(お茶やお菓子や金銭など)をもらったとしても、それはお飾りのような報酬であって、その活動や自治会業務を完全に履行するのにふさわしい報酬(対価)では到底ありません。また、自治会と自治会役員との関係は、委託だけど請負ではない柔らか~な委任関係ということになりますから、役員が持ち回りであっても無報酬であっても、その役員(班長)を受けた以上は、その班の利益を代表して自治会活動や業務を邁進するように託されたという関係なのです。

自分がやりたいことはやるけど、やりたくないことはやらなくていいんだなどと勘違いをして「面倒だから配布物を配るのはやーめた」なんてことは出来なくて、やっぱりそれは「役員(班長)なんだから配らなくてはいけない」くらいの柔らかな強制力があります。
ですから、この柔らか~な委任関係で活動している自治会活動を円滑にするためには、それぞれの役員(班長)が持っている主観をお互いに許容しながら、真摯に協議や審議を尽くして物事を進めていくことが必要となるのです。チョット難しいくなりましたが‥
これが自治会活動なんです。(^_^)

では最初のお題「自主防災会の活動ってボランティアなの?」の答えは

もちろん ボランティア です!

絶対にこれをせねばならないという強制的なものは何ひとつありません。ぶっちゃけて言えば、やりたくないことはやらなくていい。わたしこれはやりたくない、ぼくはそれはできないよ、そんなことはもちろんOKです。
防災防犯に興味があるから集まる仲間。
それが自主防災会なのです。
よって、自主防災会の活動は、自治会活動とは異なって自主性をもったものなのでボランティアなのです。