ケガしないのが一番ですが、被災時にはどんなケガをするかわかりません。
もしもケガをした人を助ける場合「体位管理」というモノがあります。
自分が横になった時に、頭を上げたり、足を上げたりしたら、少しラクになる体位がありますよね。
そんな感じで、怪我をした人に意識がある場合、直接その人に聞いてラクになる体位をとらせましょう。
意識がない場合はどうしたらよいか?
この場合の方法は2つに別れます。
- 普段通りの呼吸がない場合
救命救急講習を体験した人はご存知でしょうが、模擬人体で練習したことを実践します。
ただちに気道確保し胸骨圧迫を30回
人工呼吸を2回
それを絶え間なく繰り返します。
AEDが届けば、胸骨圧迫や人工呼吸をしながら装着し、必要に応じて電気ショック。
その後も、胸骨圧迫、人工呼吸を救急隊が来るまで繰り返します。
- 普段通りの呼吸がある場合
あくまでも意識なく、呼吸がある場合ですが「回復体位」をとらせましょう。
人間は意識なくなると、どうなるでしょうか?
全身の筋肉の力が抜けると、恐ろしいのは舌根沈下です。力が抜けると、舌の根本が口の中や喉元を覆ってしまう危険があります。
そうなると、さっきまで息をしていた人が突然窒息してしまい、命を落としてしまうかもしれません。
「回復体位」として、顔を下向きにします。仮に舌の筋肉が緩んでしまって舌根沈下がおきる状態でも「回復体位」ならそれを防げます。
また、意識がない時に、もしも負傷者が吐き気を催したら…
胃にあるものが逆流して、気道にとどまれば呼吸ができなくなります。
その危険性も減らすことができます。
なのでみなさん、
意識がなく呼吸もなければ胸骨圧迫(心臓マッサージ)人工呼吸を!
意識がなく呼吸があるなら「回復体位」を!
ぜひ覚えておいてくださいね!o(^_^)o