先日の9月9日(日)、要援護者対策部では、神功集会所にて奈良市社会福祉協議会地域支援課と包括支援センターの方々をお招きし、勉強会を開きました。
「2018年大阪北部地震から考える 高齢者等、災害時要援護者の災害の備えについて ~災害ボランティアセンターの取り組みから~」
ここ3年間に日本国内では、台風・大雨・浸水被害が11回、大規模地震が5回、その他にも大雪、火災、竜巻と災害がたくさん起きています。
特に今年は6月の大阪北部地震、7月の西日本豪雨災害、8月には奈良にも影響のあった台風、9月には北海道地震と、災害がひっきりなしの状態です。
そのような状況の中、今回は大阪北部地震での豊中市社協の活動状況を教えていただきながら、ガス・水道・電気などのライフラインが途絶えた時、住宅に被害が出た時、避難所生活をする際などに、高齢者や災害時要援護者に関することにスポットを当て、備えの必要性を学びました。
●災害時に高齢者や要援護者が困ることとして多いのが次のことです。
・買い物や外出困難
・安否確認ができない
・ガスの復旧方法がわからない、カセットコンロがない
・家財道具の整理や破損家具の処分(私有地内の片づけは公的支援は無い)
・落ちた瓦などの片付けや屋根の応急処置
・地域の繋がりが無い人がひっかかりやすい悪質業者や詐欺の横行
・避難所の熱中予防対策
・情報弱者(高齢者、視覚障碍者、聴覚障碍者、外国人)への情報提供
情報弱者ともいわれる自分から周りにSOSを出せない人は、知り合いから情報提供をされ、勧められてようやくSOSを出せるようになることが多いので、必要な人へ必要な情報提供がされるためには、平常時からのつながりがとても大切で、それは大きな課題でもあるとのことでした。
●特に高齢者等、要援護者の日頃の備えとして大切なことは、以下のことです。
・日頃の人間関係づくり。
・要援護者の「支援者」を知ること、つながること。
・地域の見守りネットワークの構築。
社会福祉協議会で実施されている
「つながり」→「見守り」→「支え合い」
という平常時からの活動を参考に、私たち神功三丁目自主防災会では、高齢者や要援護者に対して一体どんなことができるのかをら考えながら、今後の活動に役立てていこうと最後は雑談も交えながら終了しました。
お世話になりました奈良市社会福祉協議会地域支援課の後藤と包括支援センターの皆さま、本当にありがとうございました!