体育館での訓練は、災害時の救助や避難所での搬送を意識した車椅子搬送、簡易担架作成、搬送訓練を行いました。
各15分ずつの訓練でした。
車椅子では、運動マットや跳び箱を使用し、凸凹道や段差、狭い通路を再現。
2人1組になり参加者全員に乗る側、操作する側、両方を体験してもらいました。
初めて車椅子を経験された方が多く、思うように操作できず苦戦される姿が見られました。

簡易担架作成搬送訓練では、1グループ6~7人で取り組みました。
物干し竿2本と毛布を使用し3分程度で担架を作成、傷病人役1名をみんなで搬送しました。
担架が簡単に出来上がることに驚きの声が聞こえましたが、搬送では、大人4人がかりで、一人を運ぶのにかなりの重労働であることを実感した様子でした。

有事の際は、お互いに助け合えるよう、今回の訓練がお役に立てば何よりです。
また、車椅子などは、毎日の生活の中でも知識としてあれば役に立つかもしれませんね。
災害時には、一人での救助活動は難しく、可能であれば複数人で協力し
二次災害のないよう行動して頂ければと思います。
執筆者:衛生救護部(Y)